R3.1.10 資格試験勉強の進捗記録

◇地方公会計検定2級

 「第2章 地方公会計特有の論点」を1周終了。第1章は3級の復習みたいなので飛ばした。2章自体は企業会計でも取り上げられる棚卸資産やリース取引の仕分け、資産の評価基準について等々。評価基準の算出なんかは簿記として学ぶのは初めてだったから若干戸惑いはあったものの、なんとか理解は追いついている、といった感触。

 3章をパラ見したが、仕訳科目自体は3級の知識でいけるっぽい。ただ、例えば税収の項目が、地方譲与税、税交付金といった「予算科目によって仕訳を一義的に特定できるもの」だそうで、基本的な歳入・歳出科目の知識が問われそうな雰囲気。気になるのは「資金仕訳変換表」と称した、全予算科目に対応する仕訳科目の表が記載されている点。これ全部覚える必要があるのだろうか…。

 

 4月18日に試験本番なので、2~3月にはあいまいな知識を確実にさせなきゃいけないし、ビジネス実務法務の比率も上げていかなきゃならんので、公会計は1月中には全項目1周しておきたいところ。まあ復習交えながらだとなかなか進みませんな。

 

 若干余談ですけど、今は「資格の大原」のテキストを使って勉強しているのだけれど、どうも知識面で足りない気がするので公会計に関する本を読んでみた。ただ、やはり、というか制度として始まったばかりだからなのかなんなのか、直接この資格に役立ちそうな本ってあんまりないんですよねどうも。地方公会計制度が導入された経緯だとか、より細かく実務的な各資産の算出についての解説本が多く、企業会計の簿記本だったらいくらでも資格のための解説本が世に出ているのですが、3~2級レベルの地方公会計検定についてはそれがちっともない。

 

 ただその辺パラパラ見てみて何となく感じたこともありまして、元はといえば北海道夕張市財政破綻が起きたように、従来の現金主義の自治体会計では各自治体の正確な財政状況が判断できんので、発生主義の企業会計を導入しました、って経緯があるように、ここまで勉強してる複式簿記による財務諸表4表作成のプロセス、というよりも第4章の固定資産台帳の作成のほうが大事なんじゃないかねって点。特にここは地方公会計特有(なんならこれこそ「特有の論点」)な気がするし、馴染みがあまりないので、若干尻込みしつつある。